WR250R カスタムその1
WR250Rを購入して早一ヶ月。
楽しいですこのバイク。
仕事も忙しくあまり手を付けられていませんでしたが、ハンドガード取り付けも終わったのでようやく林道に行ける手筈が整いました。
変更点
- 燃調レベル設定3……少し濃い感じのレスポンスと下のトルクが上がったか?程度。
- AXPラジエターガード……ラジエターはマス化の弊害か倒したら必ず折れるような設置箇所なので装着。
- チタンクランクケースプロテクター……シフトレバーがクランクケースを突き破りやすいらしいので某オクで購入、貼り付けるだけ。
- デイトナフェンダーレスキット……飛び出した邪魔なフェンダーを短くし軽量化。
- サイクラムエンジンガード……WRは両サイドに小さい純正ガードが付いてはいるが心もとないので底面までガードできる、樹脂製の軽いものを選択。
- ZETAチタンハンドルバー……プロテーパーやレンサルも考えたがハンドガード取り付けを考えた時にはポン付け出来るZETAが安定。ハンドルバーまでブルーだとくど過ぎるのでチタンが丁度良い感じ。
- ZETAハンドガード……昔は無かったような気がするがサイドに黒いガードが付いている、補強用?ついでにスロットルもアルミに。
- ヤマハ純正ハイシート……通常シートだと、ポジション変更にムラがあるのと尻が痛くなるので、ハイシートに変更。足付きはかなり悪くなったが走ってる分には楽に。スタイリングもカッコいい。
大体こんな具合で、後はワイドステップやらブレーキペダルやら放置してますが追々変更していく予定です。中古店に確認した所サスペンション設定値が分からないのが難点ですが…YSPに持ち込んだ方が早いのかな。吸排気系もEXUPやらなんやら弄らないとアレなのでもう少し純正を楽しんでみようかと思います。ご近所様にも配慮できるマフラーなので…。
このWRで北は北海道、南は鹿児島まで!と胸張って言えるくらいにしたい。うーん無謀かな…
WR250R購入
WR250Rは、数ヶ月前新しい排ガス規制等の関係で生産終了とのニュースが流れていました。
最初にオフロードバイク欲しいな…と思っていたモデルがWR250R、無論当時は高くて買えなかったので旧セローを購入しましたが、やはり乗ってみたいものは乗ってみたい。生産終了ともなれば中古車価格はこれからどんどん上がっていくし、良いタマは無くなっていく。勿論、新型WR250Rという道もありますが、現行に関してはカスタムが成熟されているので…というわけで、中古車ショップで何回か見てみたらいつの間にか契約していました。
知らない方にWR250Rのかいつまんだ説明を。
『オフロードのYZF-R1』とも称されるヤマハ WR250Rは2007年に発売され、水冷単気筒エンジンながらパワーのある高回転型エンジンとなっており、剛性のあるアルミフレームと倒立フォークを採用、本格的に林道やオフロードコースを走る目的で設計されている。モタード仕様のWR250Xも同時に販売されていた。
中古車でも結構な価格がかかるバイクなので、今まで踏ん切りがつかなかったのですが、乗ってみるとやはり剛性の高さと乗り心地の上質さに驚きました。
セローでは高速での振動の大きさやフレームの歪み、ハンドルのブレなどを感じていて怖かったのですが、WRでは中低速域~高速域に本領発揮するタイプ、70~80km/hのパワー感からさらに上を出してもいい余裕が感じられます。逆に急ブレーキかけたあとのトラクションはなくなるので、交差点右左折でのギリギリ進入は必ずギアを落としながらでないとコケそうになります。
ギアに関しては1速に下げた後は確実にカチっと止まるので分かりやすい。後は最近のバイクなのでサイドスタンドを下げると勝手にエンジンが切れる仕様に、個人的にはあんまり要らない仕様なのでカットの予定。
足つきは175cmで少し傾ければ片足でベタになります。サスの減衰もフワフワにしてあるので、3~5cm下がってる感覚です。純正シートですが、結構お尻が痛くなるので近々ハイシートにする予定。
今の所カスタムとしてはフェンダーレス化、ラジエターガード装備、エンジンガード装備、トライアルミラー装備、ハンドルバー交換、ハンドガード取り付けくらいしか予定していませんが、一応いつでも純正には戻せるようにパーツはなるべく残しておこうかと思います。
少し弄って見た所、セローとほぼ基本設計が変わらないのは良いのですが、さらに水冷やら配線やら電子制御やら色々詰めながらまとめた設計をしているので、整備性は実際微妙な所。後はもうすこし純正に慣れてみてから排気系にも手を入れたいですね。低速トルク型エンジンのセローとも乗り比べて楽しんでいきたいと思います。
なかなかに楽しいバイクなので、暖かくなったら林道行ったりで楽しむ予定でしたが、今年は本当に花粉が厳しい…。
試乗記その5「シビックタイプR編」
スポーツカー欲しい、と割りと本格的に思い立ったキッカケとも言える新型シビックタイプR。
予約希望がすんなり通り軽く試乗してきました。
シビックタイプR FK8 (6MT)
- エクステリアはカッコいい
- 意外とジェントル、セダン並の乗り心地
- 内装が少し安っぽい
- クラッチが重く、繋がるポイントが分かりづらい
- 加速にそこまで面白味がない
- 街乗りは使っても3速までで充分で、あまり楽しめない
- 車格も車幅も大きい
- ハッチバックというより普通のセダン以上に取り回しに気を使う
- + Rモードにしても、特に体感変わらなかった。
前回体験したWRX STIのようなターボ加速感を期待していたのですが、ハッキリとした加速より、いつの間にか上がっていたという感じで官能的ではなかったです。試乗コースも道が混んでいたというのもあり、3速までしか出せなかったので低速よりなWRXに対して、シビックタイプRは高速よりに割り振ってあるのかもしれません。室内空間はどちらも変わらないレベルで、シビックの方が断然静か。ミッション関連もやや厳格に設定されているので、試乗コースも狭い道や橋を通らされたこともあり、直感的に扱いづらいとハッキリ感じてしまいました。
FFで同じ位の馬力だったら、WRXの方がAWD、扱いやすさ、価格については優れているかもしれません(継続的なメンテナンス代については分かりませんが…)ただ最高速に関してはシビックタイプRの方が勝っています。
シビックタイプRというネームバリューも、ホンダのディーラーさんが嘆いてしまう位「全然違うものになっている」というのも頷けます。過去のシビックタイプRといえば、スッキリとしたシンプルなエクステリア、軽量で小さい車格に高回転型エンジンを積んでしまった庶民派スポーツのはずだったのですが、車格が上がって高速安定性と居住性を求めた仰々しい車体になり、価格も大幅に上がってしまいました。
イギリス生産なので大陸間を渡る走行性能を求めるなら確かに正統な進化なのかもしれませんが、シビックユーロは完全別物。海外生産といえど新たなスポーツカーの誕生は目を見張るものがありますが、現状ホンダのスポーツカーのラインナップを見てもまだ寂しさを感じざるを得ません。
特に推し進めて欲しいのがS1000とS2000の復活でしょうか。楽しいスポーツカーをまだまだ世に出してほしいと切に願っています。
試乗記その4「スバル編」
先日本場のスバルディーラーさんへ行ってみました。
入ると目の前には…
これは…オートサロンにあったGC8じゃないですか?
またお目にかかれるとは思いもしませんでした。(注:ブログには書くのを忘れてましたが今回オートサロンに出向いております)ちょっと運命を感じますね。
ここでは入り口の展示スペースにさまざな車両(レース車両のBRZとか)を代わり代わり置いてあるようです。それにしても流石スバル工場の隣にあるディーラー…。
こちらではBRZ STI SportとWRX STI TypeSの両方が試乗出来るということで、まずはBRZの方に試乗してみました。
走ってみて正直、ガチガチのスポーツカーだなという印象。
まずクラッチミートが分かりづらく、シフトが硬い印象。しっかり吹かして入る回転数まで合わせてあげないとパフォーマンスが発揮出来ず、これが低速が細いと言われる所以なのかなと…。
それ以外は申し分なく、シフトアップするごとに剛性が感じられエンジンもパワフルに回りました。とにかく剛性はさすがにBRZのカスタム車両なので断然86よりは高かったです。ブレーキもかっちりキマりますし、コーナリングも曲がってもすぐに戻ってくる即応性を体感出来ました。この剛性ならではですね。
乗り味としてはBRZの方が好みになるのかな、と感じました。86はどこかのっぺりした感じはしていたので、それに比べてBRZ STIはキビキビ応じてくれます。ただスポーティというよりはガチカスタムしたスポーツカーの乗り味になっているので、個人的には乗りこなすには時間が掛かりそうな車なのですが。
そしてやはり後ろに乗るディーラーさんが、身体を横にして入って座っていたのが本当に窮屈そうで…心の中で謝罪してました…m(__)m
次はWRX STI TypeSに試乗。
ネットではコンセプト詐欺なんて言われ、何となく自分も食わず嫌いしていた所はあるのですが、現物を見ると段々アリかな、と思わせる落ち着いたセダンに見えなくもないデザイン。今回リヤスポイラーがオプションとのことでS4と見分けがつきづらいそうです、まあリヤスポイラーの付いたS4をつい最近たまたま見かけましたが…。
乗ってみるとセダンの乗り心地、と思いきやエンジンをかけてみると環境への静粛性はあるのにマッシヴなボクサーエンジンの音だけは伝わってくる、面白い機構だなと感じました。
クラッチ&シフトは、先に乗ったBRZ STIよりも軽く、それでいてしっくり入っていきます。1速…思ったより低速に割り振ったギア。2速…街乗りでもスムーズ、そして3速、3500回転ごろ、いきなりシートに身体が押し付けられるような感覚(!)。ターボが効いているのか、3速4000回転以上となると街中試乗ではこれ以上出したら危険…!と思えるくらいの加速とパワー。
コーナリングもBRZより少しオーバースピードかな、と思える速度で入って行っても難なくクリア。この車体でこの軽やかさは驚きました。
そして操作していてある程度「落ち着き」のある車だなと思います。もっと乗り辛いものと想像してましたが、安定感もありBRZ STIよりは乗り心地もよくファミリー向きであると言えます。
またディーラーさんの話では長年培われてきたEJ20エンジンは今回のモデルで最後、新品で買えるのは今だけということに。むしろこの30年近くよく持ちこたえられたなという感じではありますが…。
一番のメリットはAWD。特に雪道はAWDじゃないとある程度挙動が予測出来ません。コントロール出来る腕と対向車のない道があるなら良いですが、もしスタックしたら二駆では抜けられません。AWDは雪国に住むならあって越したことはない…というのが鉄則です。そしてAWDの国産スポーツカーは現行販売車種はほとんどありません。
今回、個人的にWRX STI TypeSが一番楽しく、”買い”なのではないかという試乗車となりました。ただ支払総額もかなり上がります。車体価格は約400万円ですが、オプションや車体コーティング、他税金等ですぐに500万円を超える試算となりました。その分ディーラーサポートは充実していますが…やはり速さとパワーにはお金がかかりますね。
そろそろ煮詰まって来ましたが、まだまだ乗ってみたい車両もあるのでそちらが終わったら試乗した車両で個人的な格付けをしてみたいですね。
試乗記その3「トヨタ・BMW編」
今回はトヨタとBMWに行ってきました。
まずはスポーツカーといえば鉄板ですが新型86、後期型を試乗。
トヨタ 86 後期型(6MT)
- シフト・クラッチは渋め。
- 2速からの伸びは良い。
- そこまで速いスポーツカー…という感じはしない。
- ロードスターと比べると曲がる楽しさは劣るような…。
- 全体的に走りが硬い、慣れるまでギクシャクする感じ。
- 後部座席は座れなくはないが、長距離大人数となると厳しい。
新型スイスポと比べるとシフト・クラッチは使いづらく、足回りも硬いのかスムーズな乗り心地とは遠かったのが印象的です。インテリアはスポーツカー厳としたデザインでスポーツカーに乗ってるなあ…と感じさせられました。エアコン温度は運転席側と助手席側で別に操作可能。エンジンは2速でもかなりスピードが出てトルクがあり、まだまだ上がる感じで、3速でようやくマイルドに。エンジンパワーはかなりある感じではありましたが、総合的には正直、乗りづらかったです。
営業の方も86オーナーだったらしく、FRは特に雪に弱いと語ってました。後はランエボに煽られるとも…(笑)
次はBMWの中古認定ショップにお邪魔…したのですが試乗は基本出来ないらしく、諦めてディーラーに直接行ってみることに。
まずは2018年新成人の欲しい車ランキング、3位にも輝いた3シリーズに試乗。
BMW 320i Luxury (8AT)
- 内装はシンプルながらシックである。
- 走り出しが滑らか、踏めば踏むだけ流れるように上がっていく。
- ATシフトのショックがまるで皆無。
- 静粛性がとても高く、ロードノイズも抑えられている。
- スポーツモードにするとツインターボのパワーがより顕著になり、より速くなる。
- ハンドリングが低速では軽くなり、高速では重みが出て安定性が出るとのこと。
- 車線をはみ出すとハンドルが振動して教えてくれる。個人的に音で教えて貰うより振動の方が良いかもしれない。
- 後部座席も硬すぎず柔らかすぎない、長距離向きの落ち着きのあるシート。
エンジンフィーリングがとても良く、正直今まで試乗してきた中で最高の乗り心地でした。安定感も抜群で、特に長距離ならどこまでも行けそうな気楽さも兼ね備えてました。そして…個人的にも欲しくなる車の一つになりました。今回時間がなく色々聞けなかったのですが、様々なシステムが搭載しているようなので時間があれば1日通して色々体験してみたいですね。
さらに電気自動車のi3にも試乗してみました。
BMW i3 (レンジエクステンダー車)
- 意外と車体が大きい、コンパクトSUV位ある。
- 回生ブレーキが強い、とのことで試してみると通常のブレーキが必要ないくらいに止まっていく。
- 乗り心地は雲泥の差だが軽トラ並のエンジンブレーキという感じ。
- この回生ブレーキ中に発電しているらしい。
- 航続距離は電気で210km、予備に付いているガソリンエンジンで90km程度。
- この計測値はある程度少なく見積もっているらしく、走行発電量も含めていくともっと伸びるらしい。
- 予備のガソリンエンジンは航続距離で補給先まで足りない時に使用するらしい。
- 厳密にはハイブリッドでは無い…とは言ってましたがハイブリッドなのでは?と思いました(笑)
- 走りはスムーズ、加速もなかなか速い。
- ドアは観音開きになっており、後部座席も窮屈ということはない。MINI3ドアに近い広さ。
- 電気モーターなのでやはり静か。
最近の電気自動車もここまで航続距離伸びたのには驚きがありますね。またi3はシフトレバーがワイパーの上あたりに付いているので、ハンドルから手を離さず動かせるようです、この配置にも未来感というか斬新さはありました。一言で言うと…面白い車です。あともう150万位安ければ日本でもかなり普及するんじゃないでしょうか。やはり競争相手としては日産リーフ、こちらも後で試乗してみて比較したいですね。
今回は86からの肩透かし感からBMWの楽しさと色々分かりましたが、3シリーズは500万円の価値はあると思いました。日本車のSUVやミニバンのパッケージで500万とかはザラにありますが、そっちにお金を払うなら…という感じでしょうか。セダンではありますが、3シリーズは乗り心地とパワーの2つをしっかり両立させた、技術が一つ飛び抜けているセダンでした。この価格の中に殆どオプションが標準搭載されているというのも分かりやすい販売方法です。
さて、BMWを知ってしまったからにはベンツCクラスやアウディにも試乗してみたくなりましたが…果たして購入出来るのか?という問いにはノーコメントで(汗)。しかしやはり「試乗」、これが一番決め手だと思います。今回中古ショップで試乗が出来なかったので、外装や内装だけで中身の「走り」が全く分からない状態ではつまらな過ぎて買う気も起きませんでした。
やはり試乗することによって車体・メーカー独自の違いがハッキリ分かってきますのでブランドイメージだけで凝り固まるよりかは、知れる場があるなら知っていきたいですね。