アラジンストーブ39型


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 寒くなりそうだなと踏みつつ何か良さげな暖房器具を探していると、アラジンストーブというもののデザインに惹かれてしまった。


 というのも子供の頃は親から用意されたデロンギ派で、空気は汚れずに部屋が暖かくなるというクリーンさやタイマーで放っておけば自動的に切れる利便性から当時は画期的で一部ヨーロピアンなおしゃれさもあったと思うのだが、デメリットは出力を上げるとブレーカーが切れたり電気代が非常に高くそして重いのが辛い…と一長一短の悩ましい問題がありました。
 が、とあるリサイクルショップで物色しているとレトロな佇まいを漂わせながら鎮座していたのが始まり。そこから調べだすとこれがまた奥が深いストーブのようで…
 調べてみたら定価より安かったので二度目の視察で購入。

 軽くパーツクリーナーやブラシで清掃してると円柱形の枠組みに歪みがあり、成程これが売られた原因だなーと思いつつハンマーで修正。後はバックル部分の裏を新たに小さなステンレスステーを噛ませ、カッチリと固定できるようにしたり、真鍮部品をボンスターで磨いたりと意外と時間をかけてしまった。

 これもいい思い出になるのかもと思いつつ、青色の光を見ながらつまみとクラッチハンドルをまた調整。正直、デロンギにはない良さと灯油を使用することのデメリットはあるが、こだわりが増えてくのが面白くもあり大変でもあり、暖まりながらストーブでお湯を沸かして紅茶を飲むのだった。